それ、消化酵素のムダづかい。ダメな習慣5つ

消化酵素は食べた食品を分解して栄養に変える働きをする酵素。不足するときちんと栄養が吸収されず、栄養をエネルギーに変えることができなくなります。

この栄養をエネルギーに変えることを代謝と言い、その働きをするのが代謝酵素です。
つまり、消化酵素が不足すると代謝酵素を働かせることができず、新陳代謝が衰えてしまいます。

新陳代謝が衰えると太りやすくなったり、免疫力が落ちたり、老廃物が溜まりやすくなったりと、健康や美容を求める人が悲鳴を上げたくなる体になってしまうのです。

代謝を悪くしないために、体には十分な消化酵素が必要です。

でも、こんな習慣を持っていると消化酵素を不足させてしまいますよ!

ソレダメ!「夜遅くの飲食」

残業を終えて帰宅する22時頃。くたくたでお腹も空いている。でも、早く帰って休みたいから、ぱぱっとラーメン、もしくは牛丼。はたまた、コンビニのレジに並んだアメリカンドッグか唐揚げをつまむ。

気持ちはわかりますが、それはダメです。

なぜなら、20時から朝4時までは、体が「吸収と代謝」をする時間帯だからです。

  •  4時~12時(朝の時間)⇒排泄
  • 12時~20時(昼の時間)⇒摂取と消化
  • 20時~ 4時(夜の時間)⇒吸収と代謝

人に限らず、生物の体は24時間、睡眠している間であっても生命活動をしています。働き続ける体は24時間を3分割し、決まった仕事をぐるぐると繰り返えしているのです。

「吸収と代謝」をする時間帯に摂取をすれば、体は栄養をぐんぐん吸収します。大忙しです。

それだけでなく、吸収するには摂取した食品を分解し栄養に変えなければならず、その働きをするのが「消化酵素」なのです。

つまり、20時以降の食事は消化酵素をたくさん使わなくてはならず、その分、代謝酵素が足りなくなり、本来するべき代謝という仕事が適切に行われなくなる、と言うわけです。

仕事に例えてみると。
伝票のデータ入力を片付けて、さて次は打込んだデータを集計して分析して報告書作成だ、仕事が予定通り進行しているぞ、と思ったところに「これ今日分の追加ね。処理よろしく」と、机にどんっと伝票の束が置かれる。

はあ?! 今出す?! 時間過ぎてますけど、普通に、今出すんですか?!

この後、報告書作るの知ってるのに、何でいっつも時間守ってくれないのかなぁ?!

でも、伝票処理を終わらせなければ報告書が作れない。仕事ならば、やるしかありません。

そして、残業している中、ぱっとフロアの照明が消え、心が折れてしまう……。

人間社会でよくある「仕事で腹が立った話・悲しかった話」です。

夜、消化に悪そうなものをたくさん食べるということは、「会社あるある」なことが体の中でも起こっているということです。

残業中にオフィスの照明が消えるというのは、睡眠に入ったたとえです。

眠ってしまうと、胃の中で頑張って働いていた消化酵素が休止します。すると、消化不良となり、夜遅くに食べた翌朝は、胃がもたれたり重く感じたりするのです。

そんな状態は胃にとっても良い状態ではなく、胃潰瘍、更に進行して胃がんと言う深刻な事態になり得るのです。

ソレダメ!「食べたら即運動」

食べた分をなかったことにしたいから、すぐにいっぱい動かなきゃ!

ちょっと待って下さい。

心拍数が上がるような激しい運動は、体内の酸素を大量に消費します。適切な消化を行うのに酸素は不可欠です。体内酸素が不足すると消化不良になってしまいます。

痩せる目的の運動ならば、空腹時が効果的です。空腹の時は脂肪がエネルギーとして使われやすく、運動によって脂肪が燃やされる状態になりやすいのです。

また、運動後に食事をすれば、摂取した栄養は筋肉へ優先して送られ脂肪になりにくいと言われています。

食後はゆっくりと休み、食前に有酸素運動で脂肪を燃やす。健康とダイエットのために、運動は効率良く効果的に行って下さい。

なお、サプリメントで酵素を摂り込むにも、空腹時がおすすめです。食前30分前くらいに飲めば、効率良く消化酵素が働く状態になりますよ。

ソレダメ!「動物性たんぱく質の摂り過ぎ」

生食、もしくは半生であれば、肉や魚に含まれる酵素を摂り込むことができるのですが、酵素は熱に弱く加熱調理した場合、効果を期待できなくなります。

そして、ステーキ、唐揚げ、とんかつなどの料理は、脂分も多くなり逆に大量の酵素が消化に必要となります。

消費しきれない動物性たんぱく質が腸内に残ってしまい、体臭や便秘の原因にもなります。

毒にも薬にもなる、動物性たんぱく質。問題なのは「食べ過ぎる」ことです。

肉や魚で酵素を摂り込むのに適した料理は

  • お刺身
  • ローストビーフ
  • 生ハム

などです。

そうは言っても、焼肉やステーキが食べたくなる日もありますよね。

そんな時は、パイナップルの生ジュースを飲んで下さい。プロメリンというパイナップルに含まれる酵素が肉の消化を助けてくれます。パイナップルと一緒に漬け込んでステーキを柔らかくする料理レシピもあるくらい相性が良いんですよ。

ただし、加熱殺菌などされたジュースでは酵素パワーが出せませんので、パイナップル100%生ジュースを選んで下さいね。

ソレダメ!「スィーツを欲望のままに食べる」

あえて言います。別腹なんてありません。

食後のデザートは、食べ終えたばかりの料理と同じ胃の中に入り、同じように腸へ運ばれて行くのです。現実は甘くない、という残念な事実です。

糖質と糖類。どちらも耳にする言葉ですが、違いをご存知ですか?

  • 糖質:炭水化物から食物繊維を覗いたものの総称
  • 糖類:糖質の一部

「糖質」と聞くと甘いものをイメージしてしまいますが、甘くない「でんぷん」や「キシリトール」も糖質に分類されます。

そして、食べ過ぎに注意したいのが「糖類」のひとつである「二糖類」。

  • 糖類の種類
  • 単糖類
  • 二糖類

身近な「ショ糖(砂糖)」「麦芽糖」などは二糖類に分類され、これが消化に大量の酵素を必要とするのです。

砂糖が入ったケーキやお菓子を食べたなら、体内の酵素が総動員で消化にあたるような状態に……。消化酵素の無駄遣いはダメですよ、とお話ししている以上、スィーツの食べ過ぎはダメと言わざるを得ません。

それでも、甘いものが食べたい!
その気持ちも、わかります。

ですから、おすすめしたいのは生のフルーツやはちみつなどで甘味を摂取することです。
果物に含まれる「果糖」やはちみつは単糖類に分類され、消化がしやすい糖分なのです。また、甘酒は素晴らしい栄養補助食品です。

ただし、原材料が「米麹(米糀)」のものと「酒粕」のものがあり、酒粕から作る甘酒にはアルコール臭があり砂糖が加えられているものもあるのでご注意を。

食品の原材料を見ると、甘酒のように「砂糖」が入っていることに気付く場合があります。
目立つ場所に砂糖未使用と書いてあっても、原材料に砂糖と記載されているものもあるので、甘いものを購入する時は、原材料欄をチェックする方が安心できます。

ソレダメ!「体調が悪い時は薬を飲んでおけば大丈夫?」

病院で処方されたりドラッグストアで売られている薬は、体の不調を治すためのアイテムです。予防のために用いる場合もあるでしょう。

しかし、化学薬品に頼り過ぎると、体力や免疫力を低下させることにもなり得ます。アレルギー体質を引き起こす、なんてこともあるのです。

自然治癒力という言葉をご存知ですか?

人間や動物は、生まれながらにしてケガや病気を治す力、機能を持っているのです。医療の力を活用しなければいけない場面も当然あるでしょう。

しかし、日頃から安易に化学薬品を体内に入れることは、体が持つ治癒力を妨げてしまいます。

例えば、日頃から意識して体に良い食事や生活をしていたらどうでしょう?

  • 適度な運動
  • 十分な睡眠
  • バランスの取れた食事
  • 消化や代謝を活発にする酵素の摂取

健康と美容を手に入れられそうではないですか?

そうすれば、ちょっとした体調不良の時、早く治したくてつい胃薬や風邪薬を飲んでしまう習慣もなくなるでしょう。

甘いもの、動物性たんぱく質は控え目に。生活リズムを整え、適度な運動をする。ダメな習慣を減らし、体に良い習慣を増やす。そんな日々を続けるうちに、きっと体も心も軽やかに、そして丈夫になることでしょう。